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28mmの単焦点で一本勝負!ディズニーランド&シー編

2024年2月7日

ディズニーに何のレンズを持っていくかお悩みの方へ、広角単焦点で身軽に切り取る選択肢をご紹介!

2泊3日でディズニーランド&シーへ行ってきましたので、その体験談と実際にその構成で撮影した写真を掲載したいと思います。

ディズニーに何のレンズを持っていくか問題

今回家族とディズニーへ行ってきましたが、何のレンズを持っていくか、行く前にかなり悩みました。

レンズを増やせば切り取れるシーンは増えますが、当然荷物は増えます。
パレードは最初から撮るつもりは無かったので、子供をメインの被写体に据えて、広角〜中望遠をカバーすることにしました。
加えて、暗所での撮影も想定して単焦点も追加。

というわけで、今回持ち出したカメラはこちら。

  • X-H2S
  • XF16-55mm F2.8
  • XF18mm F1.4

です!

画質重視の編成で、重さは大体1.7キロ程でした。

これで身軽に切り取れるだろう・・・と思っていました。

行くまでは。

1.7キロでもまだ重すぎた問題

完全に子連れディズニーを舐めていました。

普段なら持ち歩けるセットも、子連れかつ1日中持ち歩くとなると、話は別でした。
加えて、疲労は日が経つごとに蓄積されます。

肩の負担を軽減できるようにと持っていったリュックサックも途中からとにかく苦痛で、寒さの影響からか背中周りがとにかくだるくなってしまい、一時グロッキー状態にまで陥りました。

当然体力は個人差が有りますが、なるべく身軽にして、楽しむ体力を残すことが大切だと思います。

(自分の体力も過信していました・・・次に行く機会があれば、ウエストポーチとそれに収まる機材で行くと思います。)

これでは楽しめない!と痛感し、2日目からズームを持ち出さず、28mmの単焦点一本で撮影に臨むことに。

今回使用したレンズのレビューはこちら!
XF18mm F1.4 R LM WR レビュー ありのままに、美しく。

加えて、リュックはベビーカーの下に押し込む事にしました。

当然ながら撮れないシチュエーションも出ましたが、私としては機動力重視の単焦点一本はしっくり来ました。

次に28mmをオススメする理由を記載します。

28mmをお勧めする理由

パレードなど、遠くの被写体を引き寄せて撮影することは出来ませんが、28mm単焦点ならではの強みもあります。

複数人をフレーミングできる

子供+子供や子供+親など、複数人をあまり下がらずにフレーミングが出来る点も強みです。

広角故の被写界深度の深さも、全員にピントを合わせやすいメリットと言えます。

下がらずに撮影出来る

人が多い関係上、下がっての撮影はかなり難しいですし、他の方の迷惑になりかねません。

広角である28mmなら、あまり下がらずに子供や風景を切り取れるため、使い勝手が大変良いです。

寄っても背景がしっかり入る

寄っても背景が入るので、いつどこで撮影した写真か?という情報が自然と入り込む余地が有ります。

見返した際に「あの時は〜だったよね。」などと思い出すトリガーとなれます。

加えて大口径なら、取り込んだ背景も分かる程度にボカして、良い雰囲気にしてくれますよ。

隣に座った子供も撮影できる

これがかなり重要で、28mmはアトラクションや食事で隣の席に座った子供もギリギリ切り取れる画角となります。
距離によっては少し身を引く必要も有りましたが、入らないことは有りませんでした。
(35mmだと入らないシチュエーションも)

食事は椅子から立てば何とかなりますが、アトラクションはどうにもならないので、28mmのメリットを強く感じました。

パースも付きすぎない画角

上記のメリットは広角であればある程強まりますが、今度はパースで子供の顔が歪んでしまうことに。

28mmは寄ればパースは付きますが、24mm以下と比較すればパースが穏やかですし、工夫次第で広角と感じさせない写りも可能です。

上記の理由から、28mmをオススメします!

ちなみに、F1.4まで必要?

どこまでisoを許容できるか、センサーサイズによっても異なってきますが、富士フイルムのXマウントで暗所の撮影をするなら、私はF1.4は必要だと感じます。

ご参考までにいくつかssとisoを書き出してみました。
F値は全て1.4です。

ロケーションシャッタースピードiso
屋外夜1/50s6400
美女と野獣(ステンドグラスの間)1/15s640
アストロブラスター(アトラクション内)1/75s6400
ミニーの家1/240s3200

動体を撮らないのなら、手ぶれ補正を活かしてシャッタースピードを落とす選択も出来ますが、動き回る子供相手にそれは至難の業。

夜やアトラクションや建物内でも撮影したいなら、最低F2、欲を言えばF1.4クラスが欲しいなと強く感じました。

28mmでの作例

作例を掲載しますので、28mmだとどのように切り取れるか、ご覧ください。

フィルムシミュレーションはクラシッククローム、設定はシャドー&ハイライト−2のカラー+1で、フィルターにブラックミストプロテクターを装着。

全てJPEG撮って出しです。

※子供の作例は申し訳無いですが、載せておりません。

シー

広大な風景も切り取れます。

屋内も35mmと比較すれば、かなり切り取れる方です。

目の前で撮影しました。
これが収まるのも広角の強み。

対して風景は散漫気味ですが、単焦点なので致し方無し。

同じく散漫気味。これは中望遠以上が欲しいシチュエーションでした。

やはり、屋内の方が気持ちよく切り取れるシチュエーションが多いです。

XF18mm F1.4の最短撮影距離は約20センチなので、手に持ってのフード撮影も楽々。
加えて大口径なので、背景も見事にボカせます。

ランド

取捨選択も必要な画角です。

35mmでは石像が見切れてしまいます。

ディズニーの中でも1,2を争う暗さであろう、ホーンテッドマンションです。
F1.4・iso8000でも、確保できたssは1/14sでした汗

もう少し遠近感が弱いと良いのですが、致し方無し。

ショーレストランにて。
極力動きを止めたかったので、1/800sを選択。
F1.4のiso6400で撮影出来るのは単焦点の強みですね。

その代わり、遠くは撮れないのでトリミングで対処します。

遠いですね・・・

ちょいとトリミングすればこのくらいに。
40MPの機種なら、トリミングの自由度はさらに上がります。

寄ってぼかしてのフードの撮影もお手のもの。

テーブルの上のフード撮影も、下がらずに楽々撮影出来ます。
ただし、パースも付きますのでご注意を。

まとめ

子供連れのディズニーでの撮影は、身軽に切り取れる広角単がおすすめです。

個人的におすすめの28mmの画角をお届けしましたが、いかがでしたか?

単焦点である以上諦めが必要なシーンもありますが、心地良く切り取れる割合が多く感じました。

丁度良いな、と感じた方は是非28mmを選択肢に加えてみてください。

ここまでご覧頂きまして、ありがとうございました!