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天王川公園でXF80mm F2.8一本勝負

2023年10月18日

こんにちは、ottottoです。
今回は天王川公園にて藤の花を撮影してきました。
その時の写真を掲載したいと思います。

結論

4/19ではまだ見頃には早かったです。

※4/22では大分開花が進んでいました!

もくじ

1.ロケーション紹介

2.機材設定

3.作例

4.まとめ

1.天王川公園とは
愛知県津島市に位置する、池と藤棚の有る公園です。

春には桜、ゴールデンウィーク前には藤の花、夏には睡蓮と、季節の移り変わりで様々な花を楽しめる場所となっております。

特にその中でも藤の花のスケールは圧巻で、長さ275メートルにも渡る日本最大の藤棚が出迎えてくれます。
また藤棚の中央は池があり、リフレクションも撮影可能です。

コロナ禍で中止となっておりますが、夜間ライトアップも実施されていました。

また夏には日本三大川祭りの一つで有る、尾張津島天王祭も開催されます。
大量の提灯で飾った巻藁船が公園内の池を回遊する様は絢爛です。

2.アクセスについて
駐車場は有りますが、藤の花が見頃の間(今年は4/21〜5/5)は臨時駐車場扱いとなり、1000円の交通整備協力金が掛かります。
また駐車場の営業時間は8:30〜17:00となっております。

私個人としては、電車で訪問した方がメリットを感じます。
電車の場合は最寄駅は名鉄の津島駅となり、徒歩大体15分でおおよそ1キロの距離を歩かなければなりません。
ただ天王川公園自体は24時間空いていますので、早朝に行けば人がまだ少ない状態で撮影可能です。

直射日光が少ない方が藤の花の紫色を上品に撮影出来ると思いますので、早朝行く気力がある方は電車をおすすめします。

3.今回の機材
X-T4×XF80mm F2.8 macro
割と良くやるマクロ中望遠一本勝負です。

草花を撮るだけと割り切れば、この一本勝負は充分可能です。
このレンズは写りは大変良いのですが、700グラム強と重い部類なので、他のレンズの持ち出しを億劫にさせてしまうのが難点です。

藤の花の密度を出す為に中望遠はハマりました。
ただ藤の花はマクロで寄ると言うより、沢山咲いている様を撮影する花なので、マクロである必要は少なかったかもしれません。

バリエーションを出す為に寄れると嬉しいですが、藤の花に寄れる必要性は薄いと感じました。

XF90mmの方が被写界深度も浅いので、次に行く際はこちらのレンズで撮ろうと思います。
XF80mmとXF90mmは競合しがちなので、チョイスが悩ましいところです。

ちなみに私は基本的にXF80mmの方が好きです。
F2を活かした場合ですが開放の玉ボケの美しさは圧倒的にXF90mmです。
ただ寄れる•絞った時の玉ボケの角張りがマシ•前ボケ後ろボケのピュアさはXF80mmが上回っています。
手ぶれ補正がある点も○です。

ポートレートなら間違いなくXF90mmでしょうが、草花撮影だとXF80mmも魅力的なレンズです。

今回は日が低いうちに撮影したので、紫色の優しい世界が撮影できました。

日が登ってしまうと色味が出にくいので、低いうちの時間帯が好きです。

それでは作例をご覧下さい!

4.作例

真ん中の池を活かせばリフレクションを簡単に取り入れられます。
早い時間帯なので太陽が低く、玉ボケも取り入れ易いです。
グルグルです。

このレンズ、開放で中距離だといわゆるグルグルボケになります。
また玉ボケもラグビーボール型になる口径食が強く出ます。

この2点が許せるかがこのレンズに向いている•向いていないの分岐点だと思います。

ちなみに私はグルグルボケはオールドレンズのような個性だと思っています。
口径食もF4くらいまで絞ればかなり軽減されるので、絞れる場合は絞ります。
マクロの場合は開放だと被写界深度が薄すぎ絞る場合が多分に有りますので、デメリットになり得ない場合も有ります。

これも少しグルグルボケの傾向ですね。
見事なリフレクション、、、!

この場合は絞るとボケが弱くなってしまうので悩ましいところです。
この構図なら確実にXF90mmF2の勝ちでしょう。

藤の花の深海に差し込む光のようなシーンでした。
八重黒龍藤という品種です。

藤棚の奥の方に有りましたが、割と早咲き目でした。
この品種を見たい場合は早めに行かれることをおすすめします。

この一帯は花の香りに満ちていました。
マクロレンズで良かったと思えるカットです。
八重咲きは可愛いです。
雨上がりでしたので、水滴を見つけてパシャリ。
F2.8でも寄れば背景が分からないレベルでボケます。
これは色味をアンバーに寄せています。

4.まとめ

このレベルの藤棚が行動範囲にあることを感謝したいレベルです。
とにかく長いので、望遠で圧縮感を出すのも楽しいです。

藤の花が好きな方は訪問することをお勧めします。

次に訪問した際はもっと紫色の世界を表現するべく、いろいろ試してみたいと思います。