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XF16-55mm F2.8でアジサイを撮影

2023年10月19日

こんにちは、ottottoです。
今回新しく機材を増やしましたので、その試写を記事にしました。

もくじ
1.増やした機材について
2.何故ズームなのか
3.レンズ沼のほとりで
4.ファーストインプレッション
5.試写
6.まとめ

1.増やした機材について

XF16-55mm F2.8 R LM WR
新しく購入したのは、皆さんご存知の標準域のF2.8通しのズームレンズです。
私が今まで良く使っていたレンズは、
NOKTON35mm F1.2
XF33mm F1.4
XF80mm F2.8
と、ほぼ単焦点レンズです。
何故ズームを増やしたのかと言いますと、前回のぎふワールド•ローズガーデンでXF16-80mm F4を使用したことに一因があります。

2.何故ズームなのか
普段は花に寄って撮る事が多かったので、ボケ量を稼げる単焦点レンズの方を愛用していました。
ただぎふワールド•ローズガーデンは花に寄って撮影するだけでなく、ロケーションとして素晴らしかったので広角側のショットも欲しい場面が多々有りました。
最初は単焦点で撮影していましたが、上述の理由から念の為持ち込んだXF16-80mmに途中から変更した次第です。


ズームで撮っていて感じたのは
•単焦点を普段使用しているので、画角の変更が可能な点が凄い自由に楽しく感じました(ズームなので当たり前ですが•••)
•F4でも寄ればボケはそれなりに稼げる
•画質も充分!

XF16-80mm 換算67mm F4です。
背景が分かる程度ですが、なだらかにボケてくれています。
ただポートレートには不足するかもしれませんね。

被写界深度と画質の面で単焦点の方がより優れていると思いズームは敬遠してきましたが、前回でその考えが改まりました。
むしろズームを使用して構図を考える方が、写真を撮る上で練習になるのではないかと思っています。


単焦点はその画角でベストな構図を探しますが、ズームならどの画角で切り取るか、という選択肢も入るた目の前をより自由に切り取れます。
単焦点を複数持ち歩けば同じこともできますが、いちいちレンズ変更は手間ですし、荷物が増えると機動力が落ちてしまいます。

機動力と画角の自由さを追い求めたかったので、ズームを増やすに至りました。
XF16-80mmF4を持っているのにも関わらず、です。

3.レンズ沼のほとりで

XF16-80mmF4というズームも持っていますが、こちらもズームレンジが広い、軽い、寄れると良いレンズです。
わざわざF2.8通しを増やすかはかなり悩みました。
ですがレンズ沼のほとりの住人の定めか、F4通しと比較してみたくなった次第です。
後は子供の撮影をする上で屋内だとF4は足りない場面が多く感じたのと、AFもリニアモーターな点に期待して購入に踏み切りました。
機材整理でいくつかのレンズとボディと別れを告げ、お迎えしました。

4.ファーストインプレッション

•AFが気持ちいい
•画質はシャープ
•F4通しよりいい感じにボケる
•重い
•最大撮影倍率控えめ
•条件によっては玉ねぎボケが凄い出る

AF
リニアモーター搭載のため、ステッピングモーターのXF16-80mmF4よりも明らかにAFがスパスパ決まります。
静物は勿論ですが、動体撮影もテンポが良くなりました。
これだけで買い替えた甲斐があると感じます。

画質
画質はシャープで撮っていて気持ちいいです。
F4通しと追って比較予定です。

換算83mm F4
リサイズしていない画像です。
シャープさが伝わりますでしょうか?

ボケ
F4通しより一段F値が低いので、当然ですが同じ画角ならよりボケます。
基本的に換算50mmを多用するので、背景処理がしやすくなったのは嬉しい点です。
と言ってもaps-cのF2.8なので、不足に感じる場合もありますが。

ここからはデメリットです。

重さ
655gととにかく重いです。
片手で振り回すと、すぐに手が震えてきます。
まだ一日使っていないので何とも言えませんが、心配なポイントです。
ただこれ一本で勝負するなら、トータルで軽くなる可能性もあります。


最大撮影倍率
換算0.24倍と高くはありません。
バラサイズなら問題ないですが、花を撮る上で被写体のサイズによっては不満を感じます。

→欠点を補えるマクロエクステンションチューブというものがありますので、こちらも併せて購入しました。
改めて記事にしたいと思います。

玉ねぎボケ
普段はそこまで目立たないのですが、時折ものすごい玉ねぎボケが出る点も気になります。


基本目立ってこのレベルですが•••
問題の一枚 望遠端です。
拡大しなければ分からないので、目くじらを立てる必要は無いかもしれません。
中央の木の付近を拡大するとこんな感じです。
なかなか派手な玉ねぎボケですね。

5.試写
届いて早速紫陽花を撮影しに行きましたので、その写真を載せたいと思います。

今回の機材
X-T4
ブラックミストNo.1使用
(ブラックミストを使用しているので、逆光耐性は参考にならないと思います。)
フィルムシミュレーション:ASTIA
その他デフォルト
※露出は適宜調整しています

品種名 ダンスパーティ
特に可愛い品種だと思います。
絞って被写界深度を深めに。
前ボケもいい感じです。
F2.8でも結構ボケます。
F11
絞れば光条もばっちり。
基本は玉ねぎボケが気になることはありません。
角は少し欠けていますが、全体的に綺麗な玉ボケです。
人によってはうるさいと感じるかもしれないボケですね。
この前ボケは少し怪しげですね。

6.まとめ

大三元だけあって写りは大変素晴らしいです。
後は1日持ち歩けるかが焦点といったところです。

しかしズームを使っていると自分の好きな焦点距離がよく分かりますね。
自分の場合は50mm付近と83mm付近を多用していたので、きっとそういう事でしょう。